キッズ伝統芸能体験 発表会
皆さま おはようございます。
琳菜でございます。
先日、東京都・アーツカウンシル東京・芸団協が主催のキッズ芸能体験の発表会を観に行ってまいりました。
国立劇場は今年の秋に57年間の幕を閉じます。その前に舞台を踏めると良いねーと、日本舞踊教室に通って下さっている男の子が抽選で大劇場で発表会という体験が出来ました!
日本舞踊の男子の演目は「雨の五郎」。去年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」でも出ていた曽我兄弟の弟を題材にした演目です。
練習が13回だけで、発表会に仕上げられた皆さんの頑張りが素晴らしい。
女子低学年・女子高学年・男子・ユース・プロの実演。の流れでした。
衣装を着て、髪の毛もしっかり整えて、緊張の面持ちのなか、何人かは
踊りながら客席に家族の方や友人など見つけ、一瞬 にこーっと笑っている様はホンットに可愛かったですし、観ているご家族の方も嬉しいだろうなぁと涙がでます。
生演奏で、歌舞伎座でもお馴染みの顔ぶれの長唄さん。とても貴重な体験ですね。
うちのお弟子さん、お家でもお稽古して頑張ってました。しっかり音も取れていて、ポーズも凛々しいお顔。良かったね。嬉しいね。
大劇場で生演奏、背景の大道具もあり、立ち方の皆さんも立派に踊って幕を閉じました。
司会は葛西聖司さん。
幕の後ろでは今、出演者はこうしていますよ。の説明や裏方さんの説明、出演者の今日の様子など、幕間のあいだ司会進行をずっとなさっていました。
伝統芸能への精通と会場お客さんの巻き込み方、そしてカンペも見ないで全ての演目や企業の名前、これまでの日程などスラスラと泉のように言葉が湧き出ています。プロ!!!
こちらにも鳥肌たちました。
その中での言葉「日本舞踊はこれまでの伝統芸能のエッセンス、凝縮された芸能です。」
そうなんです。室町時代から始まり、それぞれの時代で流行った音楽、踊り、舞などの良いとこどりをしているのが今の日本舞踊なのです。(ざっくりとの説明ですが〕
不易流行、つくづくと身に沁みた1日でした。
そして、小さい頃から遊び場だった国立大劇場、いろんな方の発表会を親について観に行きました。三階までの吹き抜けで絨毯が敷いてあり、程よい静けさの雰囲気、大きな階段を登ったり降りたり。観てるのが飽きちゃうと売店で「すはま団子」や「あんず砂糖がけ」を買ってもらいました。
食べながら平櫛田中作の「鏡獅子」を眺める。幼くてもそのものの凄さがわかる作品の一つです。
そんな想い出がつまってます。
またね。大劇場。
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